【将棋部】高校将棋王位戦大会 9月29日㈰ 立教新座高等学校
A級
3年 神成選手 1回戦敗退
飛車先を詰めて積極的に攻めの形を作る相手に対し、雁木で柔軟に受ける。今までの大会で見せていた、バランス型の構えを定跡形に近づけた。最近はアマチュア間で相掛りを雁木で軽く受け流し、相手が右四間飛車に振り直した筋を全力で受けに行く展開が増えた。手の流れから必然的に現れるこの形が本局の裏にある。だが相手は矢倉の途中である早囲いのまま組み切らずに様子見の手を指して、こちらの出方を見ていた。互いに踏み込んで終盤戦に突入すると、序盤に柔らかく指していた相手の手筋が攻めを速くしていた。懸命に寄せを探る手を繰り返したものの、突破する決め手が見つからなかった。
B級
1年 広瀬選手 1勝2敗 予選リーグ敗退
中盤でミスが出て形成を損ねる局面があった。強敵が多いリーグだった。
2年 石井選手 2勝1敗 予選リーグ敗退
囲いをしっかりと作って戦った将棋に安定感があった。
3年 臼井選手 1勝1敗 予選リーグ敗退
攻め筋に独特のセンスが光った。
2年 市島選手 0勝3敗 予選リーグ敗退
居玉のまま攻めていく将棋が多い。流れ弾に当たらないよう、玉を寄せてから動くべきである。
C級
2年 渡部選手 1勝1敗 B級へ昇級
第2局は互いにしっかりと囲いを作り、中盤までバランスの良い展開だった。ミスが出た後に大崩れしないよう、集中力を保つよう気持ちを切り替えたいところ。
2年 小川選手 1勝2敗
力戦形で盤面を広く使った展開から、中盤の捻じり合いに見応えがあった。
3年 苫野選手 1勝2負
桂馬の詰み筋を見逃すなど、終盤に課題がある。
3年 加藤選手 0勝3敗
相手の攻め筋を受けてから切り返せば、有利に進めることができた。
3年 岡野選手 1勝2敗
囲いを低くして、しっかりと組むと有利に進められる。
1年 阿部選手 1勝2敗
攻め込まれる前に、相手の攻めを遅らせる工夫をしたいところ。