【高校将棋選手権 団体戦 令和7年5月4日(日)】
Aチーム 0勝3負 一回戦敗退
廣瀬選手
三間飛車45歩早仕掛けからの速攻をかけられた。
居玉のため、攻めを速くしてしまった。
飛車筋に駒を置いて受ければ潰れてはいなかった。 角を交換して激しい展開にする場合、自陣の隙を作らないように進めなくてはならない。
^^定跡形では玉を2つ寄って浅く囲い、守りの左銀を繰り出す。
玉の囲いよりも厚みを活かす指し方で対抗する形を検討した。
石井選手
棒銀が決まりかけたが、攻めるタイミングを逃していた。
序盤の研究をしたいところである。
写真の局面が棒銀に構えた中盤の入り口である。
相手が飛車先を伸ばす形を嫌って突き返していたため、かえって攻めを速くしていたはずである。
臼井選手
相手が飛車先の受けを間違えたが、横歩を取ったために激しい将棋になって得がぼやけてしまった。
つっかけた飛車を自陣に戻しておけば、相手が最善の手を指したとしても3手以上得していた。
体制を立て直して攻めの反動を受けないように形を作りたい。
Bチーム 0勝3負(1名欠席のため不戦敗) 一回戦敗退
杉山選手
序盤は優勢の局があった。
果敢に攻め、勝ち筋もありそうだったが、かなり駒損してしまったために挽回できなくなった。
中盤の勝負勘が良いので、序盤で損しないように定跡を研究してほしい。
渡部選手
序盤、四間飛車から高美濃囲いを組みに行った瞬間、相手が飛車先の隙を狙ってきた。
この展開は四間飛車の性格上避けられない筋である。
また受け重視の戦法なので、慌てずに対処したい。
攻めさせて駒を取ってから反撃すると、持ち味が生きる。