将棋部からのお知らせ
【高等学校将棋竜王戦】
6月9日(日)、高等学校将棋竜王戦が開催されました。
他の大会よりも県内の多くの高校生に門戸が開かれ、女子も男子に混ざって出場する大会です。本校からは6名が参加しました。それぞれの課題が明確なりました。今後の成長が楽しみです。
A級
3年神成選手 1回戦敗退
独自の工夫を加えて進化したショーダンシステムを見せた。相手の三間飛車に対して守り駒をすべて寄せて全力で受けてから、素早く転換して反撃した。相手の美濃囲いを押し潰すように襲い掛かり、詰みがあったが攻め筋を間違えて逆転負けを喫した。
B級
2年臼井選手 予選リーグ0勝3敗で敗退
研究した糸谷流右玉のような形から果敢に攻めた。相手の急所を見極めてから攻めたいところである。
2年市島選手 予選リーグ1勝2敗で敗退
しっかりと囲い、安定した指し回しが光った。最終局の相手の角交換四間飛車に対して、明確な方針を決めきれずに散漫な将棋になってしまった。
C級
1年廣瀬選手 3勝0敗 B級へ昇級
相手の先手を取って、すばらしい急戦で攻め切った。
2年渡部選手 1勝1敗 ※3人リーグ
一試合目は狭山工業相手に攻め切ったが、二試合目は棒銀の対策をうまくできなかった。
2年小川選手 0勝3敗
二試合目は振り飛車からいい攻撃をしていたがミスが続き敗戦。一・三試合目は振り飛車対策をされて力を発揮できなかった。
高校将棋選手権団体戦結果 5月5日(日)
3人が一斉に対局して2勝したら勝ち上がります。
久しぶりに出場しました。
健闘したものの2チームとも1回戦敗退でした。
Aチーム対川越東Bチーム 一回戦敗退
大将2年石井選手 負け
囲いを組む前に仕掛けられてしまった。攻めが出遅れていた。
副将3年神成選手 勝ち
奇襲戦法で相手の玉側の端に空間を作り、飛車を放り込んで攻め切った。タダで取れる大駒に目もくれず、一直線に勝ち筋を突き進んだ。
三将1年廣瀬選手 負け
中盤で押し負けて形成を損ねた。悪くなってからも諦めずに、粘り強く攻めをいなしたが反撃できなかった。
Bチーム対羽生ふじAチーム 一回戦敗退
大将2年臼井選手 負け
攻めに比重を置いているため、自陣が見えていなかった。個人戦と同様に駒が捌けて守り駒がなくなってしまった。格上の相手に、冷静に対処された印象である。
副将2年関谷選手 負け
四間飛車から、積極的に銀を立ち制空権を奪った。優勢になりつつあったが二歩の反則で負けた。
三将2年渡部選手 不戦勝
高校将棋選手権個人戦結果 令和6年4月28日(日)
A級
3年 神成選手
1勝2敗 予選敗退
1局目は早囲いに対して雁木に組んだ。駒損の攻めを仕掛けたが、懐が深く攻めが繫がらなかった。
B級
2年 五十嵐選手
1勝1敗 予選敗退
見落としによる駒損で1局負けた。
2年 関谷選手
0勝3敗 予選敗退
中盤で迷いが多かった。方針を決めるタイミングを見極めたい。
2年 石井選手
0勝3敗 予選敗退
3局とも見落としで駒損をして形成を損ねた。
2年 臼井選手
0勝3 敗 予選敗退
強気の攻めで主導権を握りに行ったが駒を捌きすぎて守り駒がなくなり反撃を受けた。
C級
2年 小川選手
1勝2敗
際どい終盤で勝ち筋にあと少しだった。
1年 廣瀬選手
2勝1敗 B級へ昇級
二歩の反則で1敗した。
2年 市島選手
2勝1敗 B級へ昇級
囲いをしっかり組めば安定感が出る。
3年 苫野選手
0勝3敗
王手を見逃す局面があった。落ち着いて盤面を広く見たい。
3月16日(土)段級位認定戦
1~3級に挑戦するBクラスへ4名、4~6級に挑戦するCクラスへ5名参加しました。
戦型と囲いが明確になり、この一年で安定感が出てきました。中盤の形勢判断と終盤の詰将棋を練習して、更に上を目指していきます。
3級 石井
5級 市島、臼井
6級 五十嵐、小川、渡部
第43回 埼玉県高等学校将棋王将戦大会
11月8日(水)県民活動センターにて、県高校将棋王将戦が行われ,、
我が校からは、A級に2年生の部長、B級に1年生1名、C級に1年生2名が、挑んだ。
王将戦観戦記
王将戦は平日開催のため出場者が少なめだった。
A級
2年生 a
予選リーグ 1勝2敗
1局目は、互いに飛車先を突く相掛かり模様に。雁木に浅く囲い相手の舟囲いを崩し優勢を保った。
2局目は、中飛車に対し風車に近い構えを取った。鋭く反撃を決め相手玉を裸にした局面もあった。しかし機敏に切り返されてしまった。
3局目の相手は、石田流本組みを指し慣れていた。テンポよく進んだが、攻めの手番が回って来ないまま斬り込まれた。
B級
1年生 b
予選リーグ 0勝2敗
1局目は、三間飛車に対して真っ向から棒銀で立ち、押し切られた。攻撃的な三間飛車に対しては一度受け止めてから攻めたいところ。
2局目は、相振り飛車。囲いの呼吸が合わずに機先を制された。定跡を勉強したい。
C級
1年生 c
リーグ戦 3勝0敗【昇級】
四間飛車をベースに丁寧な指し回しで勝った。手拍子で指す局面が多かったため、しっかり読みを入れて指したい。
1年生 d
リーグ戦 1勝2敗
中飛車から積極的に流れを作った。囲いがしっかりすれば勝率が上がる。
工業祭の「将棋道場」大盛況
今年度は、たくさんの方々がご来場され,、大盛況でした。
生徒の皆さん、先生方をはじめ、校外の方、将棋の好きな中学生や多数のOBの皆さんもみえて、対局をしていただくことができました。
プレゼントの ”成る(両面が磁石)エコマグ” も大好評で、ほとんどなくなりました。
誠にありがとうございました。
来年もお待ちしております。
28日(土)
展示と詰め将棋
29日(日)
将棋部、エコマグ作り進行中
10月13日(金)化学科の実習室をお借りして、将棋エコマグを作りました。
1,2年生部員のほとんどが参加しました。3年生も手伝ってくれました。
化学科の先生のご指導の下、たくさんの将棋駒のエコマグを作ることができました。ありがとうございました。
このエコマグ、将棋部らしく、駒が成ります。つまり、ひっくり返しても貼れる優れものです。
完成に向けて、もう一息です。
完成品は、工業祭の将棋部の『将棋道場』にて、ご来場の方々にプレゼントの予定です。
工業祭にお越しの際は、是非、お立ち寄りください。
第30回 埼玉県高等学校将棋王位戦大会
10月1日(日)県民活動センターにて「第30回 埼玉県高等学校将棋王位戦大会」が開催されました。
今回は、3年生1名、2年生1名、1年生7名が、参加しました。
【 王位戦観戦記 】
A級
a(2年生)
2回戦進出
1回戦の相手はノーマル四間飛車から積極的に仕掛けてきた。玉頭に狙いをつけたが出遅れて不発。乱戦模様になった。攻めを躱して反撃し勝利した。
2回戦の相手は1回戦を偵察していた。1回戦と同様の戦型で臨む。相手は金無双が有効として組もうとする。結果として囲いきれず玉頭の乱戦になった。終盤にミスが出て敗退した。
B級(4人による予選リーグ)
b(3年生)
1勝2敗
角と銀の連携がうまく行けば攻め切っていた。銀の使い方が課題。
c(1年生)
0勝3敗
積極的に攻めたが囲いを充分に作っていなかった。急戦の定跡を研究したい。
d(1年生)
1勝2敗
持久戦模様の本格的な駒組をしていた。ミスが出て負け越した。盤面全体が見えていなかった 。
C級(4人または3人のリーグ戦)
e(1年生)
1勝1敗
守りが課題。定跡を研究したい。
f(1年生)
2勝1敗
囲い方で失敗した。短手数でコンパクトに囲いたい。
g(1年生)
2勝0 敗(B級へ昇級)
相手の二步で勝った。得意な形を作って指したいところ。
h(1年生)
1勝1 敗
囲いを覚え、形よく指せた。中盤のミスで1敗。
i(1年生)
0勝2敗
中盤までは互角だったが仕掛けのタイミングを誤ってしまった。相手をよく見て指したい。
体育祭部活動リレー
9月27日(水)川越陸上競技場で、体育祭が開かれました。
部活動リレーには、将棋部も1年生8名で参加しました。
駒をバトンにして、走りました。
紙の駒は一枚ずつ増えていきます アンカーは本物の木製。重いです
第36回全国高等学校将棋竜王戦埼玉県大会
6月11日(日)県民活動総合センターにて開催されました。
今回は、新入部員4名を含む7名が参加しました。
竜王戦は出場者が最も多い大会です。
各級で躍進の大会になりました。
【観戦記】
A級 トーナメント
a(2年生) 2回戦進出
・1回戦 相手はほぼ一直線に振飛車穴熊に組んだ。対して8段目を開けたまま玉頭に狙いをつける。飛車を大転回して8筋に照準を合わせ、9筋に香車の2段ロケットを設置。角と桂馬も飛び出し、全軍躍動で急所を攻め潰した。相手の浮き駒に眼もくれず、玉のみを狙って攻め潰す。火の出るような気合い勝ちだった。
・2回戦 シードの強敵。流れは角換り腰掛け銀へ。相手は本格的な昭和の94手木村定跡を見せる。対して中住いのまま柔軟に駒組みを進める。攻め駒が睨み合った瞬間、両者の構想が明らかになる。膠着したと見たか、手待ちをしながら雁木に組み替えた相手に対し、右玉地下鉄飛車で待ち受ける。左辺を際どくいなしたが、右辺で桂馬を活かされ王手飛車がかかり敗勢に。
B級 トーナメント
b(3年生) 3回戦進出
・1回戦 矢倉囲いを完成させ、中盤戦に突入。相手が銀を玉の懐に放り込み腹の金を狙われ、あと1枚で詰む局面に。際どく余し反撃して逆転。
・2回戦 大乱戦になり、盤上の駒がほとんど消える展開に。打ち歩詰めの反則筋に迷い込み、決め手を欠いて入玉。最後は時間切れ勝ちになった。相手の攻めを見切って切り返せば勝っていた局面もあった。
・3回戦 矢倉が完成する前に相手の居角が効いてしまった。居飛車を狙った角出を銀で咎められ、引き場所を間違える。コビン攻めを振りほどけずに攻め切られた。玉形では優位を築いていたため、角交換を強要して攻めれば勝てた可能性が高い。
c(3年生) 1回戦敗退
破壊力抜群の石田流を研究して臨んだ。研究筋の縦歩取りなど多くの攻め筋を見せながら躍動したものの、争点がぼやけていた。大駒を王手で抜く筋が現れるなど、勝ち筋を逃したのは大会出場の重圧からだろうか。
C級 総当たりリーグ戦
d(1年生) 2勝0敗 昇級
積極的な攻めが決まって快勝した。受けが強い相手に対して、柔軟に指せるかが課題。
e(1年生) 1勝2敗
負けた第3局は、攻守が何度も入れ替わる大熱戦に。打ち込んだ駒が詰み筋を消している局面もあった。盤上の駒を活用してから終盤に持ち込む構想が求められる。
f(1年生) 1勝1敗 昇級
2局ともしっかりと駒組みをしてから戦いを起こした。相手のミスで勝ち、自分のミスで負けた。ミスをした後、さらに大きなミスを重ねてしまった。簡単に崩れない工夫が必要。
g(1年生) 0勝3敗
第1,第2局は相手が攻めようとした筋に玉を囲ってしまった。相手の筋に応じて柔軟に作戦変更したい。第3局は中盤まで読み筋が嚙み合っていた。正確に読む力を充分に生かせなかった。
※d、fはリーグ1位でB級へ昇級
※d、fは3人リーグ、e、gは4人リーグ